慈恵医大で鼻の検査を受けてきました

先日、慈恵医大(東京慈恵会医科大学附属病院)に行ってきました。

現在、地元の病院で処方してもらった薬が効いていて、悪化のピークではないのですが、匂いを感じなくなる嗅覚障害が繰り返し起きていて、副鼻腔炎(好酸球性の疑い)と鼻中隔湾曲症についても一度詳しい病院で診てもらった方が良いとのことで、鼻に詳しい病院といえばということで慈恵医大に行きました。

これまでの鼻についてのブログ一覧はこちらにあります。

初めての慈恵医大

慈恵医大へのアクセス

一番近い最寄り駅は都営三田線の御成門です。

交通アクセス|東京慈恵会医科大学附属病院

A5出口から徒歩3分ということでしたが、入り口がよくわからず遠回りしてしまい、10分くらいかかりました汗。複数の駅から歩けるので、一番使いやすい路線を使うと良いと思います。大きい病院なのでもしも道に迷っても誰かが教えてくれるかと(適当)。

受付

9時から受付で少し早めに到着する予定でしたが、到着は9時ちょうど。すでにたくさんの人がいました。

初診の作法がわからなかったため、案内係さんに教わりました。診察用紙を記入し、②の窓口へ並んでください、とのこと。

10人くらい並んでいましたが、進みは早く待ち時間は受付してもらえました。

受付の際、

  • 予約の有無
  • CD-ROMなどの画像データの有無

を確認されました。どちらも持っていないので無しで受付。番号札を渡されて暫し待ち、用意された診察用のファイルを持ち、3階の耳鼻科へ行くように案内されました。

余談ですが、受付のすぐ無効にDEAN & DELUCA がありました。院内にカフェがあるなんて都会の病院はすんごいなぁと思いながら3階へ。

3階の耳鼻科

3階の耳鼻科の受付に行き、問診票3枚を記入。意外と時間がかかります。この時点で時刻は9時半過ぎ。

記入後は 3A 付近のモニターに番号が表示されるまで待って、表示されたら診察室前の待合椅子へ。その後番号が呼ばれた部屋に入る…というシステムだったかと思います。

悲報:この 3A 付近、楽天モバイルの電波がありませんでした。

暇つぶしアイテムを持って行く予定でしたが、スマホで本を読めば良いかと思っていて、それ以外は何も持って行きませんでした。そしてつい先日スマホを買い替えてkindleの書籍を何もダウンロードしてない状態だったので何も読めず。ぼーっとしてました(つらい)。

まだかなと思って時計を見ると10時過ぎ。順番待ちの番号が表示されるモニタを眺めていたら、「LINE呼び出しサービス」なるものを行っているとのテロップが流れてきました。詳細は掲示板へ、と。

掲示板は3階の奥にあるのですが、そこにLINE呼び出しサービス登録用のQRコードがありました。お友達登録をして診察番号や生年月日を送信するのみで登録は簡単。

あと、院内Wi-FiのSSIDとパスワードも掲示されていたのが、大変ありがたかったです。ちなみに窓辺の方に行くと電波はあるので、奥がダメみたいですね。楽天モバイル頑張れ。

タイミング悪く、トイレ行って掲示板見てる時に呼ばれていたようで、戻ると探されてました。大変申し訳ない。いざ診察室へ。

診察と検査

一般外来での診察

診察室へ入るとテキパキした雰囲気の女医さんがおり、まずは症状の確認。

現在は地元の耳鼻科で診てもらっていて症状は落ち着いていますが、定期的に副鼻腔炎が悪化して匂いが全く分からなくなること、鼻中隔湾曲症があることを伝えました。更に過去の病歴や家族の鼻の病気などについても確認。思い返してみると家族全員鼻が悪く喘息もちでした。

匂いについて、今は匂いっているけれど、果たして今のこの感覚が普通なのか、または普通よりも匂いを感じないのか、そもそもの基準がわからないので検査を受けたいことを伝えました。

まずは鼻の穴に細くて長い綿棒を入れるのですが、その際に先生が「あー、結構曲がってますね!」と。今まで鼻中隔湾曲症についてはどのレベルとか指摘されたことが無かったので、そんなに曲がってるのかと私も驚き。

綿棒を入れた後、カメラを入れて鼻の中を撮影。

ポリープがあり、嗅覚を感じる付近にあるので、それが影響していそうとのこと。ポリープに関しては地元の耳鼻科の医師と同じく一旦取った方が良いとの見解。好酸球性の場合は再発する可能性が高いけど、自然に小さくなることはないため切除が望ましいようです。

副鼻腔炎と嗅覚に関する外来が別のようで、どちらを受けるかと訊かれました。どちらも受けたいけど、今鼻がグズグズしてつらいピークではないため、嗅覚についての検査をしたいと伝えました。本日検査して、次回外来にて検査結果を聞く流れに。

嗅覚外来は火曜日のみですが、予約がいっぱいで6月最終週か7月しか空きがないそう。7月の予約を取りました。

※専門外来について
今回のように一旦耳鼻科で診察を行い、それから専門外来を予約してもらう流れになるそうです。紹介状がや病院からの予約があってもいきなり専門外来を受信することはできないので、その点は注意です(初回から専門外来で診察してもらえると思い込んでいた私)。

CTスキャンと血液検査

血液検査は2階、CTスキャンはN棟という別の棟で行います。

血液検査は混雑していたため、先にCTを受けるようにとのことでN棟へ移動。
CTは何度か撮ったことがありますが、すべて頭部のみでした。部屋に入ると↓こういう全身をスキャンできる機械に寝かされてびびりました。

特に何事もなく終わりましたが(当たり前)、心拍数は無駄に上昇したと思います。

CTを終えて、血液検査をしてもらい、再び耳鼻科へ。

今度は診察ではなく匂いの検査。最初の診察までの待ち時間は長く感じましたが、その後の検査では移動が多く、待ち時間はそんなになかったです。落ち着いて本を読むのは難しいくらい、常に移動や検査をしていた感じです。暇つぶしアイテムにパソコン持って行こうと思ってたんですけど、持ってこなくて良かったと心から思いました笑。

嗅覚検査

はじめに行った検査は、めくると匂いのするカードを A~L まで嗅いで、それぞれ何の匂いを感じるか、番号に〇を付けていくものでした。

カードの中に候補が書かれているので、匂いがしていれば簡単にわかりそうな検査ですが、匂いがするけど何の匂いかわからないカードが複数ありました。

あと、めちゃくちゃ臭いカードもありました。思わず「くさ!」と口に出してしまうほど強烈。汗のしみ込んだ衣類を雨に濡らしてビニール袋に入れて真夏の車内に暫く放置した後の匂い、くらい臭かったです。他のカードはここまでの刺激的なものはなかったので、「匂いがするけど何の匂いかな~。これはフルーツだな。畳かな」とのほほんと嗅いでいたところに、突然の悪臭が来て驚きました。寝てる時に鼻の前に置かれたらすぐに目を覚ますと思います。

カードでの検査を終えると、次は検査室に入って匂いを嗅ぐ検査をしました。この部屋がめちゃくちゃ寒いので、薄着で来た方は何か羽織っておいた方が良いです。寒いのはたぶん、においの成分を守るためなのかな?と思いました。

ここではアロマセラピーの精油の瓶のようなものに入った匂いの液体を紙につけて、それを鼻の前でフリフリされ、匂いがするか、する場合はどんな匂いか、を伝えるというもの。

これはわからない匂いの方が多かったです。何も匂いません、匂いません…匂いません…と不安になりました。

ただここでも強烈に臭いのがありまして、これだけは力強く臭いです!と答えました。終わってからもしばらく、いやー…本当に臭かったとしみじみするほどでした。

注射による検査

ようやく最後の検査です。

匂いのする注射をしてその反応を確認するもの。ニンニク注射と同じもののようです。何秒後に匂いを感じ、その後どのくらいして匂いを感じなくなるかを確認します。注射して十数秒で匂いを感じ、1分以上過ぎてから匂いがしなくなりました。先生の反応から、これは結構匂いを感じてるようでした。

注射直後、腕が謎にしびれていましたが、動かしたら痛くなくなったので良かったです。

以上で検査は終わりです。これらの検査結果を聞けるのは7月。

予約票を確認すると受診科欄に「嗅覚アロマ外来」と書かれていました。なんだかオシャレな科。

お会計

1階に降り、計算受付の窓口にファイルを提出し、あとは計算完了のモニターに受付番号が出たのを確認して、タッチパネルで支払いをして終わりです。支払いはクレジットカードが使えます。

支払い用のタッチパネルは台数が多いため、これも全然並ばず支払いできました。見た目は完全に大型映画館のアレです。グランドシネマサンシャインの券売機を思い出しました。

この日のお会計は 16,870円でした。

※紹介状が無くても受信可能ですが、その場合はプラスで5,500円かかります。

処方された薬

  • モメタゾン点鼻液50μg

診察の際に匂いに関する薬飲んでみます?と聞かれたのですが、今アレルギーの薬も飲んでるし薬ばかり飲むのも…ですよねという感じで、点鼻薬のみ処方してもらいました。

以前、点鼻薬はフルチカゾンを使用していたことがありましたが、あまり効果は実感できず。それでもした方がいいですか?と確認してみたところ、ポリープが大きくならないようするため使った方が良いとのことでした。

ちなみに処方されたのはナゾネックスだったようですが、保険証に「ジェネリック希望」のシールを貼っているためモメタゾンに変更されたようでした。どっちもポケモンの名前みたい。

終わりに

会計が終わった時点で12時20分くらいでした。トータルで3時間以上かかっていますが、待ち時間はそこまで長くなかったです。受診する科やその日の状況にもよるかもしれません。

ちなみに、事前に混雑状況を伺ったところ、平日と土曜での差はあまりないとのことでした。じゃあ初回は土曜日でも良かったんだ、と思いましたが、すでに平日の休みを申請しており、休む気満々だった日に出勤する気力も残っていなかったので、予定通り平日に行きました。

慈恵医大では一般外来を経てから専門外来で診てもらう流れになりますが、専門外来は予約が取りにくいのがネックですね。今後もし手術を行うとなった場合は、かなり先の日程になることが想定されます。どなたかのブログでもだいぶ先だったと読んだ記憶もあります。

私は特に悪化してない状態なので待つのは全然大丈夫なのですが、今まさに鼻がつらく、スピーディーに診て欲しい、手術も早く受けたいと考えている方には、待機期間が長いのは厳しいかもしれないです。その間、一般外来でもお薬などは出してもらえるとは思いますが。

初回の感想としては、ずっと気になっていた嗅覚の検査をしっかりしてもらえて、それだけでも満足度は高いです。次回どんな検査結果が聞けるのかドキドキですが、あと1か月ちょっと、悪化させないように待ちたいと思います。



あわせて読みたい