捨てて後悔したものは?

 

ありません。

 

 

何かあったかな?と思って考えてみたのですが、一つも思い浮かびませんでした。一つくらいあるんじゃないかと思って更によく考えてみたのですが、やっぱりありませんでした。アホだから忘れているだけという可能性もなくはないのですが、それならそれでいいような気もします(笑)。

 

捨てても後悔することはない

これまでたくさんの物を捨ててきましたが、「あー、あれはもったいないことをしたな」「捨てずに取っておけば良かったな」と思った物って本当に一つもないんです。使わない物を捨てることへの罪悪感やもったいない精神はあるけれども、捨てた物に対して「捨てなければ良かった」と思ったことはないです。

捨てようかどうしようか迷う時点で、それいらないんじゃない?

そう思います。必要な物や宝物を「捨てようかな・・」と迷う人はまずいないんじゃないでしょうか。捨てようかと思うような物は、無くても大丈夫な物が殆どです。

 

『いつかやる』は捨てる

いつか読むつもりの本、いつかやるつもりのゲーム、いつか観るつもりのDVD、いつか着るつもりの服、これらは持っていても満たされないので捨てました。満たされるどころか、「いつかちゃんと使わなくては」というプレッシャーにしかなりませんでした。そういった物が部屋にたくさんあると、ものすごくストレスを感じます。

『買うだけ買っておいて、やらないダメな自分』が嫌でも目に入りますからね。

以来、読んでる途中だろうが未使用だろうが、「いつかやるつもり」の物は捨てることにしました。始めはもったいなくて抵抗もあるけど、思い切って手放してしまえば持っていたことすら忘れてしまいます。

中でも捨てにくくて厄介だったのは本。
買ったからには最後まで読まなくては、という気持ちがあってなかなか捨てづらかったです。もちろん最後まで読む方が良いとは思うんですが、夢中になれない本を読むことほど苦痛な時間は無いですし、嫌々読むことに意味があるとは思えません。義務感で読んでもちっとも面白くないです。その分、他の本を読んだり、別のことをした方が有意義なのではないかと思います。

だから、最後まで読まなくてもいいんです。

その代わり、まとめ買いはしないことにしています。私の場合、まとめて買うと読まない本が出てくることがあるので、その時読みたい本だけを買うことにしてます。

 

ダメな自分を認めて手放すと楽になる

以前の私は英語を身に付けたくてたくさんの英語教本を持っていました。ろくにやりもしないのに、新しくて良さそうな本を見つけては買う、それが習慣になっていました。当然家には英語関連の本がたくさん並び、気分転換にiPodの中身をシャッフルすれば「Lesson1~」などと音声教材が流れてきて、気分転換も何もあったもんじゃなかったです(笑)。

たくさんあった英語本を捨てたのはここ数年のことだったと思います。捨て活を繰り返して厳選はしていたけど、それでも全てを捨てたらいけないような気がしてなかなか捨てられずにいました。

でも気付きました。

持っていたって、やらなければ意味が無い。
いつかやると言い訳して、できない自分から目をそらしているだけ。

本当にそうでした。私は家でコツコツ真面目に独学なんてできない人間でした。好きなアーティストの曲やインタビューを対訳無しで理解したいなんて憧れはあったけど、必死になって勉強するほどの情熱はなかったということです。それをちゃんと認めて、持っていた英語教本を手放したらめちゃくちゃ楽になりました。

今は英語の本は1冊も持っていないです。もしかしたらまたやりたくなる日が来るのかもしれないけど、そしたらまたその時考えます。と言っても独学用の本を買うことはさすがにもうないと思いますが(笑)。

 

結論:捨てて後悔したものはやっぱり無い

むしろ、捨てて良かったと思う物の方が多いかもしれません。物って自分でも気付かないうちに、精神的にも重荷になっていることが結構あるんじゃないかと思います。

物を減らして気付いたのは、物質的な部分だけでなく、精神的にもかなり身軽になれたことです。思考がスッキリして、やりたいことが明確になり、無駄な迷いが減りました。

気に入ってもなければ、使っているわけでもない物って要するにノイズなんですよね。
ノイズが多いと、大事なものが見えないし、なんだか疲れてしまうのも当然です。

キレイなオフィスの方が仕事が捗りますよね。部屋の中も同じだと思います。
私の部屋も頭の中もノイズがいっぱいあるので、まだまだ捨て活を続けていきます。

 



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