泊まれる本屋 BOOK AND BED TOKYOに泊まってきた

近場で旅の気分を味わいたくて、泊まれる本屋BOOK AND BED TOKYOに泊まってきました。

BOOK AND BED TOKYOにあるのは、本と小さな寝床だけ。
おいしいごはんが出るわけでも、温泉が湧いているわけでもありません。
だけど、ワクワクできる楽しい空間です。

BOOK AND BED TOKYOってこんなところ

BOOK AND BED TOKYOは、一言で言うと『泊まれる本屋さん』です。ですが、本は売っていません。本が好きで本屋さんに行くのが好きな方は、「一度でいいから本屋でここで眠ってみたい」と思われたことがあるのではないでしょうか。そんな夢を叶えてくれる場所がBOOK AND BED TOKYOです。

お部屋の種類は全部で5種類(東京店)

BOOK SHELF ▶︎ STANDARD
本棚の中で眠れるベッド。部屋の広さは120㎝×200㎝。

BOOK SHELF ▶︎ COMPACT
本棚の中で眠れるベッド。部屋の広さは80㎝×200㎝。

BOOK SHELF ▶︎ CAVE
本棚の上段で眠れるベッド。部屋の広さは120㎝×200㎝。高さは70cmと他のベッドより天井が低めです。基地の様なワクワクを楽しみたい方に。

BUNK ▶︎ STANDARD
読書に没頭できる籠もり部屋。部屋の広さは120㎝×200㎝。

BUNK ▶︎ COMPACT
読書に没頭できる籠もり部屋。部屋の広さは80㎝×200㎝。

料金

STANDARD 1泊 4,500円(税抜) ※土日祝前日などは変動あり
COMPACT 1泊 3,500円(税抜) ※土日祝前日などは変動あり
チェックイン 16:00~23:00 チェックアウト 11:00

料金の詳細は公式サイトをご確認ください。

とりあえず雰囲気を見てみたいという方は、デイタイムに行ってみると良いかもです。個室やシャワーは使えませんが、1時間500円、またはフリータイム1,500円で利用可能です。
※予約ができないので各店のTwitterで空き状況を確認してください。
各店のTwitterは → 東京店 / 京都店 / 福岡店


部屋の出入りはカードキーで、チェックイン後は何時でも自由に出入りOKなので、夜遊びにでかけても大丈夫です。また、飲食物の持ち込みもできます。

場所は池袋駅西口からすぐのところ。近くにはスタバやコンビニ、ドラッグストアやビックカメラもあって、とても便利な立地です。

住所:東京都豊島区西池袋1-17-7 ルミエールビル 7階・8階(フロントは8階です)

本棚の中に泊まってみたよ

私が泊まったのは8階のBOOK SHELFのSTANDARDタイプ。COMPACTが良かったけど空いてなかったので。

COMPACTの方が料金が安く、空室は早めに埋まります。中でもBOOK SHELFのCOMPACTが一番人気のよう。特に土曜日はすぐに予約で埋まってしまうので、余裕を持って予約をした方が良いかと思います。(これを書いている7/23時点で、既に9月は予約でいっぱい)

チェックインしたら自分でシーツを敷くのですが、狭いのでとても敷きづらかったです。きれいに敷くことは諦めて、お布団がカバーできていればいいやと思うことにしました。適当な性格で良かった・・笑。

足元側に小さな棚と貴重品を入れる金庫があります。ものすごく小さな金庫なので、お財布と小物くらいしか入れられないです。隣に見えるのはUSBの小さな扇風機。暑さ対策用みたいですが、特に使いませんでした。壁に貼ってあるのはWi-Fiのパスワード。

部屋の中に荷物を置くスペースはほとんどないため、キャリーケースなどの大きな荷物は、本棚の一番下のスペースに収納できるようになっています。

BOOK SHELFタイプの部屋の形と大きさは、どことなく押入れに似ています。狭いけど、人が寝るには十分な広さです。部屋の入り口は布製のカーテンがあるのみですが、これを締めるだけで随分と安心感があります。開けたままくつろいでいる人もいましたが、私はカーテンを締めた方が断然落ち着けました。

BOOK SHELFは本棚と直結なので、本を出し入れする音がダイレクトに響きます。そのため、ちょっとした物音で起きてしまう人には向かないかもです。(一応、耳栓が用意されています)

私が泊まったのは8階でしたが、7階と8階で置いてある本が少しずつ違うそう。ですが、移動がエレベーターしかなくて、気軽に行き来できないのが少し残念なポイント。

ロビースペースでゴロゴロし放題

8階のロビースペースです。広いです。寝転んで本を読んでもOKです。
パソコンを使う場合は、ロビーの方が快適かと思います。個室は狭いので。

部屋の中が飲食禁止なので、ごはんはこのスペースで食べるか、外食をすることになります。
オーブントースターやポットがあるので、パンなどを買っておいて朝ごはんにすると良いそうな。

窓が大きく光りがたくさん入るので、朝は特に気持ちがいいです。

シャワーとアメニティセット

アメニティは、シャンプー、コンディショナー、ボディシャンプー、歯ブラシ、バスタオル、ミニバッグがセットになって500円です。バスタオル以外のものはお持ち帰りOKとのこと。一緒に写っている耳栓は、アメニティではなく宿泊時にもらえるものです。部屋の壁に貼ってありました。

8階のシャワー室は3つあり、左が男性専用、右が女性専用、真ん中は兼用のようでした。脱衣所スペースも十分な広さで、しっかりと鍵もかかります。シャワー利用時に予約は不要で、空いている時に自由に使えます。

ドライヤーは共有の洗面台にそれぞれ設置されており、夜0時まで使用可能です。騒音対策のためか、0時~7時までの間、ドライヤーは片付けられて使えなくなります。夜中にシャワーを浴びたい方は要注意です。

混む時間帯はその日の状況にも寄ると思うので、空いてる時間に浴びておいた方が安心です。

普通のホテルのような部屋着は用意されていないので、ユニクロのリラコとムーミンTシャツを持参。

いつもとは違う本に出会う楽しみ

書店に行くと、いつも決まった棚の決まったジャンルのものばかりを手に取ってしまうけど、ここには普段は目にしない本がたくさんあって、知らない本との出会いを楽しめました。

泊まれる本屋と聞くと、本が好きな人が泊まる宿という印象がありますが、特別本が好きでなくても楽しめる場所かと思います。本棚の中の小さなスペースは、子供の頃に押し入れに作った秘密の空間のようで、懐かしい気持ちになりました。次回はBUNKタイプのお部屋にも泊まってみたいです。

BOOK AND BED TOKYOは、東京店の他に、京都店と福岡店があります。
楽天トラベルからも予約が可能です。

小さな部屋と本が好きな方は、きっと気に入るのではないかと思います。


16時~翌11時までたっぷりくつろいだあと、ラーメンを食べて帰りました。

池袋西武の8階にあるじゃんがらのビーガンラーメン。おいしかった!

おもち。
いつか京都店と福岡店にも行ってみたい


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