慢性鼻炎と嗅覚障害を治すために【鼻のクリニック東京】に行ってきた

物心ついたときから鼻炎でした。日によって多少の違いはあるものの、スッキリ爽快、鼻から楽に呼吸ができる!という日はほとんどありません。ここ最近特に症状がひどく、いい加減どうにかしたくなり、【鼻のクリニック東京】に行ってきました。

鼻の症状について

子供の頃に通っていた耳鼻科ではアレルギー性鼻炎と言われていました。
アレルギーとは言っても自分が何のアレルギーなのか知らなかったので、一昨年別の病院でアレルギー検査を行いました。結果は、ヤケヒョウダニ、ハウスダスト、コナヒョウダニがクラス3、すぎがクラス1でした。主に室内のダニやハウスダストに反応するようです。主な鼻の症状は、以下のとおり。

治したい鼻の症状
  • 突発的に襲ってくる猛烈なムズムズ感
  • 鼻水
  • 鼻づまり
  • クシャミ
  • 匂いがしない

症状の出るタイミングに明確な傾向はないです。電車に乗っている時はムズムズしやすい気もしますが、職場や自宅にいるときに何でもないタイミングでムズムズしたりもするのでよくわかりません。クシャミについてはお風呂上がりに出ることが多いですが、そうでもない時にも出るのでこれもよくわかりません。寝起きは大体鼻が詰まっています。

嗅覚が鈍り始めたのは、ここ5年くらいでしょうか。お店によくある香りのサンプルを嗅いだ時、「このサンプル、香りが飛んでるのかな?」と思うことが増えていきました。ここ半年ほどで更にひどくなり、香りの強いものを嗅いでも「微かに匂う」程度になってしまいました。

調子が悪い日はほぼ匂いません。LUSHの前を通っても匂わないのはさすがにヤバイと思いました。仕事終わりに疲れを癒したくて寄ったアロマショップで、精油の匂いがわからなかった時は本当に悲しかったです。ムズムズやくクシャミ鼻水は薬で抑えられても、匂いがしないのはどうにもなりません。この先もう二度と良い匂いを嗅げないとしたら、そんなの嫌すぎる。治そう、と思いました。

おもち。
匂いがしないと食べ物の味がわからないとか、おいしくないという説がありますが、私は今も昔もおいしいです。でももしかしたらもっとおいしいのかも知れない、そう思うとよりいっそう治療にやる気が湧いてきました笑。

【鼻のクリニック東京】予約から初診まで

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【鼻のクリニック東京】に決めた理由

【鼻のクリニック東京】に決めたのは、単純にクチコミが良かったからです。ブログなどで通われている方の話を読んで、良さそうだったの決めました。

あとは通いやすさです。この先何度も行くことになると思うので、病院までの通いやすさは大事です。【鼻のクリニック東京】は地元の駅からは遠く離れた東京駅にありますが、東京駅からは徒歩5分ほどと近いです。最寄り駅から15分以上かかったり、更にバスに乗るのは嫌だったので、ここに決めました。

初診予約の電話は本当に繋がらない

当月の第一土曜(10:00~17:00)に翌月の予約を受け付けるようで、私の場合は、6/2(土)に7月分の予約受付開始となっていました。結果的には無事予約はできたのですが、ウワサどおり、電話は繋がりにくいです。「チケットぴあかな?」と思うくらい繋がりません。着信履歴を見たら85回かけてました笑。

13時過ぎにようやく電話が繋がり、土曜日の予約が取れたので良かったです。実は5月にもチャレンジしていたのですが、その時は10時過ぎに数十回かけて全然繋がらなくて諦めたんですよね。今回も開始直後はかなりかけてみたのですが、全然繋がらないのでダメ元で20~30分おきにかけてました。このくらい気長にやる方が良いのかも。

受付から診察まで

7月14日午前、行ってきました。

ホームページで見てはいたけれど、実際に見ると院内のキレイさに驚きます。すべてがキレイで、内装も凝っていてすごい。なんだこの病院は!といきなりテンションがあがりました。※冷房がキンキンなので、苦手な方は羽織ものを持っていくことをオススメします。

受付では、名前などを書く紙と詳細を入力するiPadを渡されます。鼻の症状で一番困っているものはどれか、持病があるかなどを、タッチして入力。終わったら受付に返して、待合室で待ちます。診察まで、多少の待ち時間はありますが、思ったよりは早く呼ばれました。

まずベッドの上に寝転んで、細長い棒を鼻の入口付近に入れられ、鼻の中の写真を取られます。鼻や耳に器具を入れられるのが超苦手で身構えてしまうのですが、全くの無痛でホッとしました。結果を見て「右の鼻の方が狭い」と先生に言われました。(鼻中隔湾曲症なので、右が狭いんです。)

あとは鼻の症状について詳しく話を聞かれました。どれが一番困っているかという質問に、どれも困っているので一番のものしか治せないとしたらそれはそれで究極の選択すぎないか・・と思いながらも、「一番は鼻のムズムズ」「二番は匂いがしないこと」と答えました。ムズムズしなければクシャミも鼻水も治まってくれるだろうと思ったので。

ひととおり話を聞いてもらったあとは、CTスキャンを撮り、再び診察室に呼ばれるまで待機。この間、30分ほど待ち時間がありましたが、混雑具合からすると十分早いと思いました。

診断結果は、慢性鼻炎と副鼻腔炎(蓄膿症)と鼻中隔湾曲症

診察室に入り、撮影されたCT画像を見ながら、今の鼻の症状と今後の治療について話をされます。

その時渡されるのがこの『診察のてびき』で、鼻の病気と治療法について詳しく書いてあります。絵本作家のヨシタケシンスケさんがイラストを書かれていて、読みやすくてかわいい冊子です。

診断の結果は、以下のとおり。

  • 慢性鼻炎
  • 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
  • 鼻中隔湾曲症

慢性鼻炎鼻中隔湾曲症については、他の病院でもそう言われていたので知ってたのですが、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)だったとはこのとき初めて知りました。私の場合、粘度はあっても透明の鼻水しか出なかったので、蓄膿症とは違うのだと勝手に思い込んでいました。「蓄膿症=黄色い鼻水」というイメージでした。

撮影されたCT画像と、正常な鼻のCT画像を比べると、素人の自分でもわかるくらい、ハッキリと違いました。本来空洞であるはずの副鼻腔が白く写っていました。鼻の上の方には嗅粘膜という匂いを感じるセンサーがあるが、副鼻腔炎のせいで匂いがそこまで届かず、匂いがしないと思われる、とのことでした。

また、ムズムズする症状についてはアレルギー性鼻炎と思われるため、血液検査をすることに。この検査の結果は当日出ないので、次回になります。

今後の治療法について

慢性副鼻腔炎については、短期間のステロイド(飲み薬)が効果的とのこと。ステロイドと効くと怖いイメージがありますが、短期間であれば大きな問題はないようでした。こういった不安も、質問すると丁寧に答えてもらえるので安心できました。あくまでも患者に判断を委ねる方針のようで、「こういった治療法がありますが、やってみますか?」と必ず聞いてもらえるのが良いです。

慢性鼻炎については、鼻うがい、内服薬、点鼻薬、を行うことになりました。

鼻中隔湾曲症については、鼻詰まりが取れて特に困っていなければ手術の必要はないだろう、と。希望すればやってもらえるみたいですが、術後がつらそうなので、できればやりたくないです。

【鼻のクリニック東京】では、まずは1ヶ月の鼻うがいと内服・点鼻薬等の治療で経過を診て、それから手術が必要なのか見極めるという方針を取っています。そのため、他の病院でやれることは全部やっていて、もう今すぐ手術をしてほしい!という人には向かないかも知れません。予約~初診~次回の診察まで、かなり時間がかかります。

私の場合は手術せずに治るならその方が良いので、時間はかかっても手術しないで済む方法でお願いしたいと思っています。

薬について

今回出された薬は飲み薬3種、点鼻薬1つです。

  • ルリッド錠150(56日分)
  • デカドロン錠0.5mg(14日分)
  • ザイザル錠 5mg(28日分)
  • フルチカゾン点鼻50μg(4瓶)

薬は院内で受け取れるのが楽で良いです。最近、胃腸を休めるために朝食を食べないことにしているのですが、薬は空腹で飲んでも可とのことでした。胃の調子が悪くなるようであれば、昼食後でも良いとのこと。今のところ問題ないので朝の空腹時に飲んでいます。また、ビタミン剤も併用していますが、担当医に確認し、問題ないと言われているので継続しています。

初診の費用について

この日のお会計は、12,250円でした。
予約の時に、6,000~10,000円程度と聞いていたので、それと比べると少々高いかなと思いました。でもそれで鼻が良くなる可能性があるのなら安いもんです。

内服薬と鼻うがいの効果

薬を飲んだその日から、早速効いているようで、猛烈なムズムズ感に襲われたり、鼻づまりのせいで鼻呼吸ができないなんてこともなく、穏やかに過ごせています。鼻の調子が良いと、こんなにも気分良く落ち着いて過ごせるんだ・・と驚きました。と同時に、これまでの人生、鼻のせいで結構損してきたんじゃないかとも思いました。治療を始めるなら早い方が良いです。

鼻うがいには、ハナクリーンSを使用しています。クリニックでも購入できるようですが、Amazonなどの通販の方が安いです。洗浄液は自分でも作ることもできますが(37度程度のぬるま湯に200mlに対し、小さじ1/2杯の食塩を加えて混ぜるだけ)、面倒だったのでハナクリーンS用のサーレSを使っています。慣れてきたら自作してみたいです。

【鼻のクリニック東京】で推奨している鼻うがいの方法

① 顔を下に向ける。
② 洗浄する側の鼻が高くなるように首をかしげる。
③ 洗浄水の圧は、右の鼻から入れた時に、右の鼻から出てくるくらいに調整する。
※反対の鼻や喉に流れてくる場合は強すぎて、中耳炎になる恐れがある。
④ 洗浄する時は口からゆっくりと呼吸をする。

洗浄後は片方ずつ口を開けたまま鼻をかむこと。強くかむと中耳炎の恐れあり。

この方法なら無理に反対の鼻や喉から洗浄液を出さなくて良いので、初めての方でもあまり抵抗なくできると思います。

【鼻のクリニック】に行く前に、ハナノアシャワーで鼻うがいをしていたのですが、こちらは反対の鼻もしくは喉から出すタイプで、やり方と最後の鼻のかみ方に気をつけないと、耳の方が詰まる感覚がありました。ハナクリーンSと比べると、ハナノアはノズルの先端が太く、鼻の穴全体を覆ってしまうので、【鼻のクリニック東京】が推奨している鼻うがい方法にはハナクリーンSの方があっていると思います。

次回の診察は9月

次回は9月8日、約2ヶ月も先です。思ったより先だな~とは思いましたが、もらった薬が効いていて鼻が楽なおかげで、不安はあまりないです。2ヶ月でどの程度症状が良くなるのかはわかりませんが、真面目に治療を続けて、ストレスなく過ごせる鼻になれると良いなと思います。

また日々の変化などがありましたら更新していきます。
って、ブログ更新が久しぶりすぎてすみません。またよろしくお願いいたします。

おまけ:帰りにぜひ食べてほしい『T’sたんたん』

余談ですが、東京駅には私の大好きな『T’sたんたん』があります。動物性の食材を使わない、ベジタリアンやビーガンでも食べられるラーメンがメインのお店です。とってもおいしくて大好きなので、機会がありましたらぜひ行ってみてください。「帰りにT’sたんたんに寄れること」も私が【鼻のクリニック東京】を選んだ理由の一つだったりします。どんだけ食いしん坊w

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