楽天市場で買える手作り布ナプキンキットで布ナプキンを作りました。
布ナプキンを使うのはかなり久しぶり。むかーしむかし少し使っていたことがあるのですが、当時は今ほど布ナプキンの種類も多くなくて、見た目がかわいいものもあまり無かったように思います。
ここ数年の間に肌が敏感になってしまい、ゴムの締め付けや市販のナプキン等ですぐに痒くかぶれるようになりました。痛いのも嫌ですが、かゆいのも耐え難いですよね。締め付けない下着に変えたり、オーガニックコットンの使い捨てナプキンを使うようになり良くなりました。
オーガニックコットンの使い捨てナプキンも良いのですが、フランネル生地の布ナプキンの肌当たりの良さ思い出し、作ってみることにしました。
布ナプキンキットの詳細
楽天市場のコットンプラザ~Cotton Plaza~というお店で買える布ナプキンの手作りキットです。
1セットで5枚の布ナプキンを作ることができます。価格はメール便送料込みで1,600円です。布ナプキンを買うより安いので、ハンドメイドが好きな方にはオススメです。シンプルな布ライナーのキットもあり、そちらの方が価格は安くなっています。
- 布ナプキンキット(1セット) 1,600円
- 布ライナーキット(1セット) 1,000円
それぞれの構造は、
布ナプキン: フランネル生地+透湿防水シート+ダブルガーゼ (22cm×17cm)
布ライナー: フランネル生地+ダブルガーゼ (16.5cm×17cm)
となっています。
布ナプキンよりもサイズが小さいことと、透湿防水シートがない分、布ライナーの価格は安くなっているようです。
中身は、生地(フランネル、ダブルガーゼ、透湿防水シート)、リングスナップボタン、型紙、説明書が入っています。必要な材料がすべて揃っているので、すぐに作ることができます。
生地は選べないのでお任せで届きます。ウォームカラーの方が欲しかったのですが、売り切れていたのでクールカラーを選びました。ちょっとかわいすぎる柄もありますが、誰に見せるわけでもないので良いかなと。布がかわいいと作っている時間も楽しいので。^^
フランネル生地と透湿防水シート。色は水色が3枚、白が2枚でした。ウォームからーだとピンク系になるのかな?肌に触れるものなので、できれば生成り等の優しいカラーの方が嬉しかったなぁと思いました。
フランネル生地とダブルガーゼは1個ずつカットされていますが、透湿防水シートは必要な用尺が一枚に繋がっていました。
リングスナップボタンは、かなづちで打ち込むタイプのもの。これが結構力いっぱい叩かないと抜けてしまったりしたので、硬い土台の上でかなりしっかり目に叩いた方が良いです。
実際に作ってみました
型紙をハトロン紙で写して布をカットしていきます。付属の型紙をそのままカットしても良いのですが、型紙を変更する可能性もあるかなと思ってまずは写して作ってみました。
チャコペンはクロバーの水性チャコペンツインを使っています。水色の方は水に濡らすと消え、ピンクの方は時間が経つと消えます。服を作った時にピンクの方で印付けをして、何日かに分けて作業を進めていたら、縫い終わる前に消えてしまい再度印付けをし直したということがありました。以来、すぐ消えてほしい時以外は、水色の方を使うようにしています。(一度つけた印をつけ直すって、すっごく面倒だったので)
私はズボラなのでそのまま作り始めてしまっていますが、ダブルガーゼは縮みやすいので、縫う前に水通しをした方がキレイに仕上がります。
やり方:
バケツに水を入れて生地を1~2時間ほど浸し、軽く絞って布目を整えて干し、生乾きの状態でアイロンをかけます。
布をカットしたら、ダブルガーゼと透湿防水布を外表に重ねて縫い合わせます。これは透湿防水シートがずれやすいために行う工程で、ミシンでも手縫いでしつけても良いとのこと。
出来上がり線の0.3cm外側を縫うのですが、全体的にカーブしているので一定の間隔で縫うのが難しく、だいぶ歪んでしまいました。でもこれは仮止めなので、仕上がり線より内側に入らなければ大丈夫です。最終的にこの縫い糸は見えなくなりますので笑。
滑りにくい布を縫う時は、テフロン押さえがあると縫いやすいです。私はKIYOHARA サンコッコー ミシンアタッチメントテフロン押さえ SUN30-42 を使用しています。
テフロン押さえがない場合は、薄手の紙を重ねると、滑りが良くなり縫いやすくなります。(紙の下の布が見えにくくなるのが難点ではありますが)
ダブルガーゼと透湿防水シートの仮縫いが終わったら、フランネルとダブルガーゼを中表に合わせ、返し口を残してぐるっと縫い合わせます。縫い合わせた後は、縫い代を0.5cmにカットしてカーブに切込みを入れ、返し口からひっくり返します。
写真は縫い合わせた後、ひっくり返して返し口をまち針で止めたところです。
ひっくり返したらまわりにステッチをかけます。ソーイングをしていて一番好きな作業がここ。一気にそれっぽく仕上がっていくのが楽しいのです。
作り方説明では0.5cm幅でステッチを掛けることになっていますが、それよりも狭くステッチをかけています。なんとなく好みでそうしただけで、深い意味はないです。(^o^;)
縫い終わったらリングスナップを打ち込んで完成です。上の方にも書きましたが、リングスナップは遠慮がちにトントンしても上手くはまらないので、しっかりと打ち込む必要があります。
こちら完成品。左は基本の作り方に沿ったもの。右は仕上がり線でカットしてぐるりとロックミシンをかけて作ったもの。ロックミシンで作った方が楽なのかなと思って試してみましたが、私は基本の作り方の方が仕上がりがキレイで好きです。
ロックミシンで仕上げた方には、プラスチックのスナップボタンを使ってみました。
打ち具の要らないワンタッチプラスナップ 10mmを使用しました。
目打ちで穴を開けてパチンとはめ込むだけなので、かなづちで打ち込むリングスナップボタンよりも簡単でした。リングスナップボタンより厚みがありますが、着用に響くほどではないかなと思います。
早速使ってみました
生理終わりかけの時に、早速使ってみました。
フランネル生地がふわふわで付け心地は最高です。ショーツの布とは違う優しく柔らかい肌当たりは布ナプキンならでは、と思います。まだ一度も試したことがない方にはぜひ一度試してみて欲しいです。
こちらで紹介した布ナプキンキットは、ダブルガーゼ+透湿防水シート+フランネルという3層構造のシンプルなものなので、量の少ない日に向いています。量が多い日はこれだけだと足りないので、パッドを足すなどの工夫が必要です。
私は量が多い方でこれだけでは全然足りないので、外出時は使い捨てのオーガニックコットンのナプキンを使い、家ではパッドを足して使おうと思います。
おわりに
今回紹介したキットは、布ナプキンを作るのに必要な材料がすべて揃っていて、基本的な構造や作り方を知ることができます。難しい構造ではないのですが、一から材料をすべて揃えるとなるとちょっと大変ですよね。キットを使えばその手間が省けるので、私のようなズボラにはピッタリでした。
最初はお手本通りに作って、徐々に自分に合う形に変えても良いですよね。自分好みにアレンジできることが、手作りの最大のメリットなので、好きな布、好きな形で、気軽に布ナプキン作りを楽しんで行きたいと思います。(*^^*)
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