ヘナで白髪を染めました(写真あり)

こんにちは。ヘナで髪を染めながらブログを書きました。
(途中で流しに行きましたw)

アラフォーともなりますと白髪も増えてきまして、そのままにしておくのは気になるし、かと言ってヘアカラーを頻繁にするのも頭皮の健康上つらい・・。ということで、久しぶりにヘナを使うことにしました。

ヘナとは?

ヘナとは、ミソハギ科の植物の名前です。
ヘアカラー剤として売られているのは、ヘナの葉を乾燥させて粉末にしたものです。

ヘナの葉にはローソンという赤色の色素が含まれており、この色素はタンパク質に絡みつく性質があります。その性質を利用して、髪を染めたり肌にヘナタトゥーを施すことが可能です。

植物の葉なので、一般的なヘアカラー剤と比べて頭皮や髪に優しいというメリットがあります。※ヘアカラーとして売られているヘナの中には染まりをよくするためにケミカルな原料と混ぜたものもあります。ナチュラルなヘナにこだわりたい方は原材料をよく確認してくださいね。

ヘナの色について

ヘナの色素は赤色なので、ヘナ100%で白髪を染めると赤系のオレンジ色になります。
私はヘナの赤オレンジ色が好きなので、いっそすべての髪の毛が白髪になってくれたら派手なオレンジヘアにできるのに、と思っています。

落ち着いた色にしたい場合は、ヘナ+木藍(茶系)をの方が良いかと思います。
木藍は藍色の染料なので、ヘナのみよりも落ち着いた色に染めることができます。

私の髪質と白髪の量について

髪質は、硬い、太い、多い、の三拍子揃った強い髪です。
若い頃はこの髪質が嫌で嫌で、柔らかい髪の毛になりたかったです。

白髪の量は、髪の毛を適当なところで分けると2~3本の白髪は必ず見つかる、くらいの量です。髪の表面にあまり出ていなくて髪の中側にあります。最近、こめかみのあたりに数本発見し、徐々に増えてることを実感しました。

髪がどうして白髪になるのか、そのメカニズムはあまりよくわかっていないそうです。白髪は染めてしまえばとりあえずは目立たなくなるので、他のトラブルより研究が進んでいないのだとか。確かに髪が薄くなるなどと比べたら、優先度は低いかも知れません。

個人的に驚いたのは、黒い髪が白くなるのではなく、白い髪を黒く染める力がなくそのまま生えてきてしまうのが白髪ということ。てっきり、黒かったものが白くなるのかと思ったらその逆で、毛根でメラニンで染められて生えてこないといけない毛が、そのまま生えてしまったのが白髪だそうです。

これを知った時、要するにインク切れなのね?と思いました。でもたまにインクが復活してまた黒い毛が生えることもあるそうです(Twitterでフォロワーさんに教えていただきました)。

白髪って不思議。

市販のヘアカラー剤で頭皮が荒れる

以前ブログにも書いたのですが、髪はFaSSでカットしてます。

ヘアカット1回2,000円の『FaSS』に通っています

2019年2月26日

カットのみのサロンなので、市販のヘアカラー剤を使ってセルフカラーをしていました。
最近のヘアカラー剤はテクニック要らずでムラなく染まるものが多いんですよ。

安価で手軽なのは便利なのですが、使い続けていると髪が傷むし、カラー直後は頭皮が荒れてしまいます。サロンでカラーする際に保護オイルなどを塗ってもらっても荒れるので、地肌のためにもそろそろやめた方がいいなと思っていました。

ナイアードのヘナを使ってみました

ナイアードのヘナは2019年2月にリニューアルされ、現在4種類あります。

名前 詳細定価(税別)
ヘナ100%成分:ヘナ100%
色:赤オレンジ

艶、ハリ、コシ、ボリュームのある仕上がり
100g 1,000円
400g 3,000円
ヘナ+ハーブ成分:ヘナ+7種のハーブ
色:赤オレンジ

トリートメント効果で艷やかでさらさらな髪に
100g 1,200円
400g 3,600円
ヘナ+木藍(茶系)成分:ヘナ+木藍+7種のハーブ
色:明るすぎず暗すぎない自然な茶系

染髪しながらトリートメント効果も得られる
100g 1,500円
400g 4,500円
ヘナ+木藍(黒茶系)成分:ヘナ+木藍+7種のハーブ
色:落ち着いた黒茶系

染髪しながらトリートメント効果も得られる
100g 1,500円
400g 4,500円

新しくなったナイアード ヘナシリーズの特徴

  1. これまでの2色に茶系が加わり、赤茶系、茶系、黒茶系の3色から選べるようになりました。
  2. 「ヘナ+ハーブ」や「ヘナ+木藍 茶系」「ヘナ+木藍 黒茶系」に配合されるハーブのレシピを見直しました。従来の製品より仕上がり感がより良く匂いが改善しました。
  3. 待ち時間(ペーストを塗ってから洗い流すまで)が40分になります。

引用:ナイアード ヘナシリーズ

随分前にナイアードの『ヘナ+木藍』を何度か使いましたが、結構しっかりめの黒髪に染まりました。その時は明るい髪色を黒くしたかったので問題なかったのですが、ほどほどに落ち着いた茶系にしたい場合は黒すぎなぁという印象。今回新たに加わった「茶系」は、ヘナのみほど赤すぎず、従来のヘナ+木藍よりも黒くなりすぎない色になっているようです。

どんな色味なのか気になるので、次回は茶系を使ってみようかなと思います。

今回購入したのはナイアードの『ヘナ+ハーブです。
ヘナ100%の方はボリュームアップやハリ・コシをを売りにしているのに対し、ヘナ+ハーブの方は艷やかサラサラとのコピーが書かれています。

上に書いた通り、私の髪は硬くて太くて量が多いので、ボリュームが出ては困る・・ということでこちらを選びました。

中身は、ヘナ、ビニール手袋、取扱説明書が入っています。
私の髪の長さ(ボブ)だと、1箱100gで2回分でした。

市販のヘアカラー剤より安い・・!

ヘナ染めに必要なモノ

ヘナ染めをするのに必要なモノは

  • ヘナ
  • お湯(45度くらい)
  • ボウル
  • スプーン
  • ビニール手袋
  • ケープ代わりのゴミ袋
  • 汚れても良いタオル

ボウルとスプーンはヘナをこねる用。
付属の手袋はフィット感が無くてヘナが塗りづらいので、別のビニール手袋を準備しました。
ケープ代わりのゴミ袋は45Lサイズがちょうど良いです。切ったりせずにくるっと首に巻いて使い、塗り終わったら頭にかぶせってシャワーキャップ代わりにし、使い終わったら洗ってゴミ袋として利用可能です。

通常のヘアカラーをする際は、イヤーキャップとか、皮膚を守るためのクリームやワセリンを塗りますが、私の場合はヘナが皮膚についてもかぶれたりしないのと、ついても拭けば簡単に落ちるので、クリームなどは塗りませんでした(単純に塗るのが面倒くさいだけとも言う)。

ヘナの塗り方・洗い方・乾かし方など

マヨネーズくらいの固さに溶いたヘナを、髪の根本や生え際、白髪の気になるところから塗っていきます。
上の毛から塗っていき、頭頂部に髪をまとめてお団子にしていくイメージです。

市販のヘアカラーは、カラー剤を塗布した後に目の荒いクシで溶かすことができますが、ヘナの場合、塗布後は手ぐしすら通らない状態になるので、後から戻って馴染ませるのはとても難しいです。なので、最初からたっぷりしっかり塗っていくのがコツです。

ナイアードの説明書では、最初にお湯で髪を濡らすと書いてありますが、私は濡らさずに塗りました。
以下のサイトによると、全体染めの場合は濡らさなくても良くて、リタッチの場合は濡らした方が良いそうです。

ヘナは髪を濡らしてから塗布?乾いた髪に塗布?

ヘナを塗布し終わったら、ゴミ袋をシャワーキャップ代わりにして髪を包んで暫し待ちます。
ナイアードのヘナの待ち時間は40分ですが、1回目は1時間、2回目は3時間置いています。髪質的に長めにしないと色の入りが悪い気がするので。

時間が経ったらヘナを流していくのですが、ヘナが定着するまでに2~3日かかるので、シャンプーは使わずお湯洗いのみにします。どうしてもシャンプーをする場合は、翌日以降の方が良いようです。ヘナの効果が半減してはもったいないので、湯洗いのみにしています。

また、髪が濡れた状態が長いほど発色が進むので、ドライヤーは使わず自然乾燥をしています。

ヘナ1回目から2回目の変化について

ヘナ1回目(使用量:50g / 置き時間:1時間)

1回目のヘナの仕上がりは、パッサパサのゴワゴワでした・・笑。
ヘナは脱脂力があるので、髪の毛の油分が根こそぎ無くなったような、そんなパサパサ感でした。コンディショナーもつけていないので、キシキシ。やっぱりヘナは私の髪には合わないかも知れない・・と思いながら過ごしていたら、時間が経つに連れてパサつきが落ち着いてきました。髪を触る度に、少し前に触ったときよりもどんどん手触りが良くなるが面白かったです。

色についてはそこそこ入りましたが、塗りムラがあったのか染まってない白髪がありました。
ヘナは1回で劇的に効果が出るものではなく、繰り返し使用することで髪の状態が良くなっていくもの。初めてヘナをすると、ヘナショックと呼ばれる状態になることもあります。ヘナショックとは髪の毛がきしんでゴワゴワになってしまったり、ヘナ前より髪の状態が悪くなってしまうことを指します。

ヘナショックは時間が経てば落ち着いてきますが、お出かけ前にその状態になると辛すぎるので、翌日何も予定のない日にやった方が良いと思っています。ヘナ独特の匂いもすぐには取れないので。

ヘナ2回目(使用量:50g / 置き時間:3時間) 写真あり

2週間ちょっとあけて、2回目のヘナをしました。

結果・・1回目より断然良いです!

洗い流した直後のキシキシ感は健在でしたが、キシキシ度がマシになった気がしました。自然乾燥して暫く経つと、髪の表面がツルツルしてきて、前回のパサパサのゴワゴワとは明らかに違いました。

思い返せば、過去にヘナを使用した時は、明るい髪を黒くするのが目的で、繰り返し使う必要がない状態でした。ヘナショックがあっても、間隔をあけずに2回目のヘナをしたことが無かったんです。だからずっと、「ヘナで髪は染まるけど、仕上がりはパサパサだなぁ」と思っていました。繰り返し使うことで状態が良くなるというのは、どうやら本当のようです。

もしも初めてのヘナでヘナショックになってしまった方がいましたら、諦めずに再度チャレンジしてみて欲しいです。2回目はいい感じになるかも知れないので!

色については、ヘナらしい赤オレンジが強く入りました。光が当たるととしっかり赤いです。
ヘナ前の髪がカラーリングを繰り返した後の色が抜けて明るめの茶髪だったこともあって、2回目のヘナでしっかりと色が入りました。

明るめの茶髪にヘナをすると結構赤くなるので、あまり赤いのは困る・・という場合は、『ヘナ+木藍』を使用した方が良いかなと思います。

ヘナは黒髪にはほとんど色が入らないので、今ある茶色い毛が無くなったら寂しくなりそうです。ハッキリとした明るいヘナ色に染めたくなったら、毛先だけグラデーションカラーにするかもです。頭皮にはつけないので、ケミカルなカラー剤でフルカラーをするよりはマシなのかなと。

追記:
翌朝髪を触ったら、更にツルツル感が増していました。これはクセになりそうです。

おわりに

ヘナっていい匂いしますよね。
もしかすると苦手な人も多いかも知れないのですが、私はあの独特な草の匂いが好きで、ヘナ後は何度も髪の毛を嗅いでしまいますw

セルフカラー歴が結構長く、市販のヘアカラーは色々と使いましたが、どれもツンとした匂いがするのと、何分以内で塗り終えて、何分後にはしっかり洗い流して、目に入らないようにとか、換気をしっかりしてとか、守らないといけないルールがたくさんあります。

ヘナは、市販のヘアカラーに比べると手間はかかりますが、守らないとキケンな細かいルールはあまりなく、手軽にできるのが魅力だと思っています。

コツを掴めば、きっともっと楽しく気軽にヘナができると思うので、繰り返し行って、自分にちょうどよいヘナり方を見つけていきたいです。



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